6月27日、澄み渡る青空の下、川上小学校の4年生たちが田植え体験と「泥オリンピック」に挑戦しました!
普段はなかなか触れることのない"泥"と全身でふれあう貴重な一日。子どもたちは泥んこ(佐賀弁で"ドロまみれ")になりながらも、笑顔いっぱいで田んぼを駆け回りました。
まずは、地元の農家の方のご指導のもと、ひんやりした田んぼに入り、苗を一株ずつ丁寧に植えていく手植え体験。最初は「ぬるぬるして気持ち悪い〜!」という声も聞こえてきましたが、次第に真剣な表情で作業に取り組む姿が見られました。
そのあとは、待ちに待った「泥リンピック」! 泥んこリレーや泥相撲、泥投げ合戦など、全身を使って外遊びを楽しむ時間に。泥だらけになった子どもたちの笑顔が、田んぼいっぱいに広がっていました。
近年、米の価格高騰や食料自給率の低下が話題になる中、自ら田んぼに入り、お米が育つ過程の一部を体験することは、「食育」としても大きな意味があります。さらに、スマホやゲームが日常になりつつある今、自然の中で思いきり遊ぶ時間は、子どもたちにとってかけがえのない体験です。
そして、今回植えた稲は、秋には子どもたち自身の手で収穫します。さらにそのお米を、自分たちで炊いて食べる「いただきます体験」も予定されています。
自分たちで育てたお米を口にすることで、食のありがたさや命の循環を体感できる機会となることでしょう。田植えから始まったこのプロジェクトが、子どもたちの五感に残る実りある学びとなることを願っています。
撮影地:佐賀県佐賀市大和町
写真撮影・編集・文責:Sento Studio 於保 智広
撮影時期:2025年6月27日