黒い縁取りに浅葱色が映える美しい模様の羽を持つアサギマダラは、日本列島から南西諸島や台湾を移動する「渡り蝶」です。春から夏にかけては北上、秋にかけては南下し、その移動距離は1000㎞を超えるそうです。
そんなロマンのあるアサギマダラについて知った町内の男性が「ぜひ飛んできて欲しい」という思いでアサギマダラが好むフジバカマを数年前に庭に植えたところ、この秋に念願が叶ったとのことでした。この日は晴れて気温も20度前後の好条件、香りに誘われた4匹が花の蜜を吸いながら羽を休めているような姿を見ることができました。しっかり休んで旅に備えて欲しいものです。【取材日:10月23日 川上某所】


