第31回久保田塾 原田昌明様

山田 宏一郎

山田 宏一郎

11月30日、久保田塾が開かれました。今回の講師は元唐津警察署長の原田昌明さん。ときおり笑いを誘う軽妙な語り口で、犯罪件数の移り変わりや防犯について語っていただきました。

原田さんによると、全国の犯罪認知件数(実際に届け出た数)は平成14年をピークに年々減少、平成29年はピーク時の約3割に減少しています。これは佐賀県でも当てはまることで、平成15年のピークから約3割に減少しています。これは、警察の犯罪対策が大きく転換したためと原田さん。犯人を捕まえることが防犯につながるというそれまでの考え方から、犯罪の発生そのものを抑止しようという考え方に変わったそうです。

実際に原田さんも、唐津警察署でパトロールなどの警察力の強化、防犯カメラや防犯灯の設置によるハード整備、防犯ボランティア団体の立ち上げなど住民の防犯意識向上につとめ、犯罪の抑制を行ったということです。

原田さんによると、見守りボランティアの活動などが盛んな久保田は、一番難しいと言える住民の防犯意識が非常に高く、佐賀県一なのではと評価されていました。今後もこういった活動を続けて、防犯に努めてほしいとのことでした。

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 次回は、12/21(金)久保田在住アメリカ人 バークスウイリアムリーさん『アメリカ人から見た久保田の魅力と不思議』です。18:30~20:30久保田公民館講堂で開催します。たくさんの参加をお待ちしています(*^。^*)