毎月1回、久保田の人が久保田を語る「久保田塾」が、3年目となる今年度も開講しました。第1回目の講師は、さが水ものがたり館の荒牧軍治館長。荒牧館長には、造る段階から携わってきたという有明海沿岸道路について話していただきました。
無料のバイパスを造ることで地域の活性化へつなげるという着想からスタートしたという経緯をはじめ、デ・レイケ導流提や三重津海軍所跡地という歴史的な建造物に道路を造る難しさ、六角川に橋脚を立てる際のやりとりなどを語っていただきました。
そして盛土で道路を造ることのメリットや、逆に久保田町のような軟弱地盤に盛土で道路を造る難しさや苦労話も参加者を釘付けにしていました。
苦労話が多い有明海沿岸道路ですが、インターチェンジ間が短いために使い勝手が良いというメリットや、福岡県の大牟田市や柳川市との交流が盛んになっていることなどプラス要素の多い道路だということも参加者の関心をひいていました。