故人をしのぶ精霊流し、4年ぶりに開催

山田 宏一郎

山田 宏一郎
 お盆に故人をしのぶ精霊(しょうろう)流しが15日、佐賀市久保田町の嘉瀬川で行われました。初盆を迎えた遺族らに見守られ、約60隻の精霊船が次々と川に流されていきました。  精霊流しは1989年から始まったお盆の恒例行事です。しかし昨年とおととしは新型コロナウイルスの影響で中止。更に3年前は台風接近で川には流せませんでした。船を流すのは実に4年ぶりとなります。船の他に、初盆以外の家族がお供え物などをまとめた「菰(こも)」も流されました。  厳かな雰囲気の中、造花やちょうちんで飾られた精霊船が川に浮かべられると、遺族らは「ありがとう」と手を振ったり、流れていく船を写真に収めたりして見送りました。20220815220637-3651b64e4d41fc61becff1fed42926abb4a821e5.jpg20220815220627-51344a0dff83c437ec7fc8696cc24605aebcb07a.jpg20220815220617-52db2c809479b19b7b77b7fc496d66980798f75d.jpg20220815220607-b0148c4bd7e4be0ac183dbad30d7ec6b53487e15.jpg