水の事故を防ぐために、服を着たまま水に浮く方法等を学ぶ着衣水泳の教室が、21日に思斉館小学部でありました。希望者19人が、日本赤十字社佐賀県支部から訪れた講師4人に水の事故から身を守る方法を学びました。
座学では、「水の事故は交通事故に比べて発生件数は少ないが、死亡率が非常に高い」「水の中で無理に服や靴を脱ごうとしない」「おぼれている人を見つけたら、自分で助けに行かず大人の人を呼ぶ」などの説明がクイズ形式で行われました。また、「冷静な時は最善の方法を選択できるが、パニックだと逆に最悪の方法を選択してしまう」ことも教わりました。
実践では、服を着たままプールに入り、水を含んだ服の重さや泳ぎにくさを体感しました。仰向きになって水に浮く体験では、「空を見るようにあごを上げて」「体の力を抜いて」「腰を引くと沈んでしまうよ」などとアドバイスを受けました。また、空のペットボトルや中身の入ったランドセルなどが浮き輪の代わりになることや、浅いプールでも波があると動きにくいこと、頭を守るために流れる方向に足を向けて浮くということも教わりました。