令和5年10月20日(金)思斉館大学の第4回目を開催しました。
今回は、「佐賀平野の水の歴史を辿る旅」をテーマとして、さが水ものがたり館と巨勢川調整池を現地研修しました。
さが水ものがたり館は、石井樋や成富兵庫茂安の治水・利水の歴史を伝えるために設置され、館内には、防災・減災に関する資料のほかに、映像や模型を使って紹介されています。
石井樋は、洪水をふせぐ、川の勢いをゆるめる、水の量を調整するなど3つのポイントがあります。
巨勢川調整池は、巨勢川流域の洪水被害の軽減化を目的に建設された人工構造物で、佐賀市市外の北に位置し周りは水田地帯で、有明海より12㎞内陸にあります。調整池は、約5㌶の土堤に囲まれ、地内にはススキや葦等の植物が繁茂しています。ちなみに、事業前の調査で縄文時代早期・国内最古の貝塚「東名遺跡」が見つかり、遺跡展示館が調整池に隣接してあります。
みなさん水ものがたり館荒牧館長の説明に熱心に耳をかたむけられていました。