今年度最後となる、「共に生きる」人権学習講座(第5回目)を開催しました。
今回は年間講座のまとめとして、「こどもまんなか社会」と「人権について」をテーマにグループ討議・発表を行いました。はじめに、法務省人権作文コンテスト第40回記念賞の「ウイルスより怖いもの」の朗読を行い、嫌悪・偏見・差別の元となる不安や恐れを断つには、うその情報に惑わされず、事実を正しく学ぶことが、とても大切なことを教えてくれました。
講師の中村勝英先生から、第1部は今年4月から施行された「こども基本法」とこども政策の基本理念の説明と、こどもは親の所有物ではなく、自立した人格を持つ一人の人間として接することが大事だと教えていただきました。
第2部は「フランス人権宣言」から「世界人権宣言」につながる、人権を守る取り組みや現在、日本で取り組んでいる人権啓発について学びました。一人ひとりが人権について考える上で大事なことは、誰でもアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)があることを自覚することから始めようと思いました。
一年間、講座を受講していただき、ありがとうございました。来年度もテーマ別に講座を開設しますので、お気軽にご参加ください。