上恒安地区で正月恒例の「鬼火たき」

山田 宏一郎

山田 宏一郎

 久保田町上恒安地区の王子の森神社で7日、20年以上続く正月の恒例行事「鬼火たき」が行われました。地区の住民約70人が集まり、1年の無病息災を祈願しました。  前日に自治会役員らが竹で組んだ約5メートルのやぐらに、持ち寄った古いお札や正月飾りなどを差し込みました。午前7時になると年男の寺西裕さんが点火。火は瞬く間に広がり、「パンッ」という竹のはじける乾いた音を辺りに響かせながら、約1時間燃え続けました。参加者は燃え上がる炎を見守りながら、振る舞われたぜんざいや雑煮で暖を取りました。  諸岡芳樹自治会長は「皆さんのご協力で今年も無事に開催できました。元日から各地で悲しいニュースが続いていますが、地域の住民が健康な1年を過ごしてくれれば」と願っていました。(山田宏一郎) 20240107104249-2eccd95559f9afd686563f33dc7d19cb747628ab.jpg