9月25日(水)19時30分から松梅公民館において
松梅防災会主催で「ちこちゃんと学ぶ防災」が開催されました。
始めに松梅防災会の西会長の挨拶からです。
講師である"ちこちゃん"こと鈴木智惠子先生(佐賀大学医学部看護学科小児看護学教授・医学博士)は、本業の傍ら、熊本地震や武雄・大町町の水害、また今年に入り能登の震災等々、「TEAM防災ジャパン」として様々なボランテイア活動とその後のサポートをされています。
今回の講話はそれらのきっかけとなった話、活動の際に感じたことや問題点とそれらに対処した事例などのをお話をされました。
2021年8月、「名尾手すき和紙」の土砂災害の際にも被災者の話を傾聴をしながらのボランテイア活動をされたそうです。
ボランテイア活動をする中で、被災者と行政との橋渡しの役割をされたことや傾聴の大切さと心得を話されました。
特に傾聴からは女性や高齢者の困りごとがサポートに繋がった事例も数多く、女性で医療従事者である"ちこちゃん"は女性目線ならでの気付きでサポートできたことも多かったということです。
会場一杯に集まった松梅の住民の方々は真剣な面持ちで聴き入っていました。
最後に、避難グッズのリストの紹介もありました。
〈0次の備え〉〈1次持ち出し品〉〈2次持ち出し品〉
〈子どもの避難グッズ〉(基本の1次避難グッズ・乳幼児がいる場合・幼児以降の子どもがいる場合)
女性の避難グッズの説明もありました。
避難所では、性被害防止のために、黒やグレーのボクサータイプの下着が良いということや、クレンジング・マスク(ノーメイク隠しになる)・ヘアゴム・ハンドクリーム(アロマ効果で気分転換)などあったほうが良いとのとこでした。
"ちこゃん"の活動は行政や企業にも影響を与えていて、その活動は今年6月にNHKからも取材を受けたそうです。ジャパンハートの顧問として「防災」に取り組んでみて、協賛団体や個人のつながりだけではなく市町と連携し、さらには県全体で考えていけるようになればとの思いを持たれています。
土砂災害危険地域が多く存在する松梅校区。
今回の講話では、松梅の一人一人が「自分ごと」として真剣にとらえるなど、参考になる部分がたくさんあったようです。