松梅校区社会福祉協議会が「福祉見守り活動」について研修会を開催

松梅公民館

松梅公民館

 松梅地区は人口の少ない山あいにあり、デマンドタクシー以外の公共交通機関の整備はなく、人が移動するには私有車かタクシーに頼らざるを得ない状況にあります。また、坂道が多いため、高齢者や障がいを持った方は自ずと外出する機会が少なくなり、昼間の集落地でも人の姿を見るのは珍しいほどです。
 このような地域環境の中、高齢者等の生活安否に危機感を持った松梅校区社会福祉協議会(本田耕一郎会長)は、7月11日(金)松梅公民館において、佐賀市社会福祉協議会の西牟田菜穂子さんを講師として招き、「私のまちの福祉見守り活動」と題する研修会を開催しました。
 研修会には45人の方が集まり、居住方面別に4グループに分けることで、情報共有に注力できる形をとり、また、グループワークは比較的意見が出やすいテーマを選んだことで、年齢性別に関係なく自由闊達な討議ができました。

本田耕一郎会長の挨拶
 
会長からは、「松梅校区社会福祉協議会は、昨年立ち上がったばかりであります。今後の活動の伸張を期すには、先ずは地区の人の顔合わせを行い、それぞれが情報共有してもらうことが大事です。」と開催趣旨の説明がありました。

20250715165428-6e5f7035d93c7a5a34295dae088b4b4853cfdace.jpg西牟田菜穂子さんの研修内容
1 対象の実態把握
  福祉見守り活動は、ご近所同士の見守
 り、声かけが大事であり、対象となる人の
 実態把握が必要です。
 ◉グループワークは、地域の中で気になる
  人を抽出するということで行われまし
  た。
  

2 福祉見守り活動の方法
 ①そっと見守る。遠目からの見守り、声か
  け・あいさつがあります。
 ②変化に気付いた場合の対処はどうするの
  か。
 ◉グループワークは、異変に気付いたら誰
  に連絡をするのかということで行われま
  した。

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20250715173038-2bb731d194d21620d3ed50de4af5c566423f2fc0.jpg20250715173127-1c7129d877ba7c88ca7c8cf1887c86eb74151a5a.jpg20250715173154-9cbfbe20a8835a8401b64d3b699f2ec9314ebc17.jpg3 見守りのポイント
  例えば、郵便物、洗濯物、雨戸、電気、
 服装、表情、駐車車両など注意すべき個々
 のポイントの紹介がありました。

4 まとめの言葉
 ○地域の皆さんの助け合いについては、責
  任を感じ過ぎて負担になったり、また、
  監視にならないように行ってください。
 ○市職員・内田勝也さんの松梅公民館の講
  演にも参加したが、「大丈夫ですか。」と
  いう言葉よりも「何か手伝うことはあり
  ますか。」という声かけをしてもらいた
  いということでした。参考にしてくださ
  い。
 ○松梅には元気アップサークルや、元気な
  ごみ、ダンベル体操などの集まりがあ
  り、そのような集まりを増やしていけば
  見守りにつながっていくし、居場所づく
  りにもなります。コミュニティ・カフェ
  の立ち上がりには市社協に連絡してもら
  えば協力します。

20250715172915-6ab1cf5c010f31d1f562c5feae4878aee4bf275f.jpg出席者の自己紹介等
 最後に出席者同士の自己紹介と各グループにおられる民生委員の方の携帯電話の教示が行われました。

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