「南川副の洪水リスク」について学ぶ~生活環境部会

令和3年8月10日(火)、令和3年度「第2回生活環境部会」を開催しました。

今回は、部会員である竹下泰彦氏(元佐賀市環境部長、NPO法人有明海ぐるりんネット副代表理事、佐賀県環境サポーター )を講師に、「南川副の洪水リスク」について学びました。

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竹下氏からは、上流河川から本町までの水系、外水氾濫(洪水ハザードマップ)、防潮水門・排水機場の機能や課題等について説明がありました。

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まとめとして、

〇防災施設で災害を防ぐには限界があり、事前放流や田んぼダムなどにより、出来るだけそれぞれの地域で保水量を増やす努力が大切。

〇今や氾濫すること前提に各人が身の安全を確保することが重要。

〇100年確率で作成された計画雨量ハザードマップは、今や30年~40年の確立、更に短期間の確立で発生している。

〇南川副で最も危険なのは高潮による浸水被害。早津江川堤防が決壊した場合、潮位が3mを超えることが想定される。よって、台風時等は、特に有明海の潮位に注視することが重要。

などの説明がありました。

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その後、防災関連の活動として、南1区の皆さんと共同で作成された「安心安全マップ」について溝上南川副館長から説明がありました。

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これは、公民館主催事業として溝上館長が中心となり「あんあん塾(安心安全塾)」等と共に防災活動事業の一環として取り組まれているものです。

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