現在、南川副公民館の集会室には、川副出身の4人の画家たち(田原輝夫、深川善次、吉田進一、大隈武夫)の作品10点が展示されています。
今回は、佐賀県立博物館・美術館学芸課の野中耕介さんを講師にお招きし、この4人の画家たちをテーマにお話をしていただきました。4人のうち、3人は美術の先生を経験されており、お互いに師弟関係にもあったそうです。
野中先生のお話は、4人の画家にとどまらず黒田清輝、岡田三郎助、山口亮一、青木繁などにも話は広がり、初めて知る画家たちのつながりについてお話を伺いました。
また、絵画を見るときは裏を見るとその背景が見えてくるというお話も興味深く、キャンパスがどこの会社のものか、作者の住所、氏名、裏枠がどうのように作られているかなどがわかります。難しいと敬遠しがちな芸術の話をわかりやすく、かつ楽しく聴かせていただきました。(参加者30名)