11月28日(木)、川副そばの会メンバー4名を講師に迎え、「そば打ち道場」を開催しました。
メイン講師の杠さんに、どんなきっかけでそば打ちを始めたのかをお聞きしたところ、やってみたいという好奇心が最初にあり、たまたま知り合ったそば打ちの先生が鍋島の公民館で講座をすると聞き、そこでそば打ちを習って、そこから趣味として続けてきたとの事でした。
そば打ちを始めたら時間が勝負!なので、最初にメイン講師の杠さんが流れを説明しながらそばを打たれ、その後参加者の方々がそば打ち体験を行いました。
水を粉全体に馴染ませるために捏ね鉢の中を、指先だけを使って大きく円を描きながら そば粉をグルグルかき回します。
さらに水を足し微調整をしながら、そば粉をまとめていきます。この段階では捏ねません。根気よくそば粉に水を馴染ませていきます。
そば粉の塊を捏ね、表面に艶が出てきたら、のし台に打ち粉を振りそば粉の塊(生地)を置きます。
まずは綿棒で広げ易くなるように、手で丸く生地を伸ばしていきます。
親指の付け根の部分でギュッギュ。生地の端ではなく全体を丸く伸すのがコツです。
そして、いよいよ綿棒を使った作業です。
最初は丸く生地を伸ばします。直径45cmくらいに伸ばしたら、四角くなるように、厚みが均一になるように伸ばしていきます。
腕の力を使わないように、体重をかけてグググッと。
伸ばし終わった麺に打ち粉をたっぷり振って生地を折り、そば打ちでよく見かけるあの大きな包丁を使ってリズミカルにトントントン。
親指と人差し指と小指を伸ばしてキツネの形にした手で押さえ板を押さえてトントントン。
切ったそばの打ち粉を落とし、たっぷりのお湯で茹で、素早く流水でぬめりをとってお皿に盛り付ければ完成です。
初めて自分で打ったおそばのお味はどうですか?
打ち終わったそばを頂いている時に、「難しかった」という参加者の声に、「簡単にできるようになるなら面白くないし、続ける意味もなかろうもん」と講師。
趣味として続ける原動力は、簡単に見えて難しいという職人技術にあったようです。