3月14日(月)三瀬村活性化会議主催の講演会が開催されました。
講師は、NHK佐賀ニュース番組の「峠ん郷」のコーナーも手掛けられている株式会社ひぐちワールドの樋口浩一氏、演題は「今こそ求められる暮らしの豊かさ」。進行は、三瀬村活性化会議会長の篠原清彦氏がコメントを交える形で行われました。
講演のなかで樋口氏は、三瀬村に関するこれまでの取材を通じて感じてきた印象などを、画像とともに紹介しつつ、「三瀬村の日々の暮らしに価値がある」とし、過疎化や高齢化で課題を有する三瀬村ではあるが、「その日々の豊かさ」を見せていくことが大事なのではないかとのメッセージを述べられました。
紹介されたのは、代々受け継がれてきた三瀬の秋祭りに伴うしめ縄づくりやしとぎ等の伝統的な神事、... ... また、村内の植栽の整備や北山ダム建設に伴い始まったワカサギの育成事業といった時代的な営み、... ... 更にフランスから日本の文化を学びたいと訪れた仏人女性が三瀬から感じ取ったもの ... などでした。. ... 樋口氏自身が他県の中山間地域出身でありながら、その地元ではそういった生活文化の継承が必ずしもなされてこなかったとの認識を吐露しつつ、... 三瀬村のこういった諸々のものを暮らしの豊かさとする受け止め方は、同氏ならではの気づきと深い関心をもって受け止めたところです。