☆【報告】第5回成人学級☆

西川副公民館

西川副公民館

こんにちは。

11月26日(木)に第5回目の成人学級を開催しました。
講師の先生は、佐賀県金融広報委員会の東島金融アドバイザーです。

東島様はファイナンシャルプランナーや社会保険労務士として普段活動され、本来ならばウン万円も掛けて招聘する方ですので、非常に貴重な話を聞けました。

講師の東島様↓
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参加者の年齢層に合わせた内容にしていただきましたので、今回は老後資金や生活設計についてのお話です。
はじめに、老後の資金2,000万円について説明して頂きました。

この金額は以下の前提のもと計算されてます。
・ダンナ65歳、ヨメ60歳でどっちも無職
・30年後どっちも健在
・その間ずっと毎月5.5万円の赤字
※赤字5.5万円というのは、総務省実施の家計調査で出た平均らしいです。

これをもとに計算すると、以下のように老後30年間で約2,000万円不足するというわけですね~
△5.5万円×12ヶ月×30年=△1,980万円

長生きしなければイイじゃんと思ってるそこのあなた!
医療が進歩し平均寿命が延び、人生100年時代と謂われる昨今、自分には関係ないと思わず老後の生活設計を立てる必要があるんですよ!。

と、言うことでセカンドライフを充実したものにするために、ライフプランの立て方について学んでいきます。

 


 

①ライフプランの種類

言わずもがな、人生にはお金が必要です。
でもお金があっても健康でなければ満足に過ごせません。
また、生き甲斐がなければ、怠惰に日々を過ごすことになります。

ライフプランには以下の通り、基本的な3つがあります。
・生涯経済プラン
・心身の健康管理プラン
・生きがい開発プラン

今回は時間の都合で全部は出来ませんので、生涯経済プランを学んでいきましょう!

②生涯経済プラン
まずはプラン表を作ります。
■家計の状況を把握する
今、収支がどれくらいか、貯蓄がどの程度かを把握します。

■これからの生活設計を考える
将来予想される通常以上の収支を見積もる。
(旅行、家のリフォーム、電化製品、車など)

■医療保険・死亡保険等のチェック
年齢の段階によって目的が違います。
今加入している保険があっているのか、どの段階で変更するのか。
払い込み期間なども確認する。

■問題点の検討・改善
残すものはどれか、削るものはどれか、などを検討。

■定期的な見直し
状況は予想外に変化していくこともため、一度作成したら終わりではありません。
その度に何度も作り直しましょう。

出来上がった例がこれ↓
20201201173645-6eca34049e312c354e33c020744dff1a1fb7586e.jpgこのままいくと、25年後には貯蓄に底が付きそうです。。。

③老後の必要資金
老後どれだけお金が必要なのかは、下記の計算式で算出されます。
また、医療介護などは予定外がつきものです。予備費用も持っておきましょう。

・老後不足資金=毎月の(生活費-収入額)×12ヶ月×(100-現在の年齢)
・医療、介護の予備費=200~300万円/人

④解決策を考える
生涯経済プラン表を作成した結果、将来貯蓄が無くなってしまう場合、対策を考えなければなりませんね。

■支出の見直し
・住宅費用関係 ・生命保険、医療・がん保険などの見直し。
・損害保険の見直し。自然災害への対応をどうするか。
(火事、風水害、地震どれを厚くするか、どれを削るか)

■支出を減らす
・日常生活費を抑える
交際費、外食費、趣味娯楽など。
車を2→1台へ、なんかも良いですね
・イベントの見直し
お中元お歳暮の予算を下げる、そもそも辞める、など
お互い様の精神で思い切って辞めちゃうのもアリです。

この②~④は生涯経済プラン表の作成に伴って、何度も行うことになります。

 


 

今回学んだ生涯経済プラン表は、頭の中だけで漠然としていたものが数字ではっきり表れてくるので、非常に役に立ちますよ!
自分は余裕があると思ってたのに、全然なかった。。と驚きの結果になるかも知れませんけどね。
皆さんもぜひ作ってみてください。