地域文化部会では、日新校区や佐賀の歴史について知識を深める講演活動を行っています。
去る 6月20日、日新公民館の多目的ホールにて今年第1回目となる歴史講演会を開催しました。
今回は、大龍山天祐寺のご住職・光吉祐證様をお招きし、天祐寺にまつわるお話を伺いました。
講演ではまず、ご自身が住職になられた経緯をお話しいただきました。続いて、天祐寺の歴史について学びました。天祐寺は鍋島直茂公によって、龍造寺氏最後の当主である高房公の菩提を弔うために建立されたお寺です。本寺にまつわる猫化け騒動についてお話頂き、高房公の魂を鎮めるためのお寺であるという背景もご説明いただきました。
寺号は高房公の戒名「大龍院殿天祐宗春大居士」に由来し、「大龍山天祐寺」と名付けられたそうです。肥前曹洞八ヶ寺の中でも他とは異なる格別の待遇を受けていた、非常に格式高いお寺です。天祐寺の南側の道の東西に「下馬石(げばいし)」があり、当時は、その間はすべての人が馬から降りて通らなければならなかったというエピソードからも、その威厳が伝わります。また、建物の各所には佐賀城の柱や梁などの木材が使われており、鍋島家からいかに大切にされていたかが伺えます。創建時は現在の約10倍の広さがありましたが、戦後の農地解放を経て現在の広さになったとのことです。
境内には、龍造寺高房公をはじめ、龍造寺四天王の一人である百武友兼、藩校弘道館の創立に関わった石井鶴山、「からくり儀右衛門」として有名な2代目田中儀右衛門のお墓があるそうです。
天祐寺は日新校区内の多布施三丁目にあります。皆様も、地域の歴史を感じに改めてお参りされてみてはいかがでしょうか。
今回の講演を受講し、天祐寺の成り立ちや猫化け騒動、肥前曹洞八ヶ寺の歴史について、非常に深く、興味深く学ぶことができました。当日は40人を超える参加者の皆様も熱心に耳を傾け、素晴らしい講演会となりました。貴重なお話をいただきました天祐寺のご住職に、改めて心より御礼申し上げます。









