H30 新栄校区社会福祉講演会 開催されました 

新栄公民館

新栄公民館

 10月20日(土)、新栄校区社会福祉協議会主催による「福祉講演会」が開催されました。
 この日は佐賀大学全学教育機構教授の五十嵐勉先生をお招きし、「校区コミュニティと地域支え合い活動 〜見守ることと見守られることの意義〜」というテーマでお話をしていただきました。
 "住み慣れた地域で、最後まで自分らしく暮らしつづけることができる社会の実現"に向け、これから地域に求められるのは、「関係人口を増やすこと」と、おっしゃっていました。関係人口とは、「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と多様に関わる人のことを表しているとのことです。
 また、地域課題解決において、危機意識が高い地域ほど活動が活発であるが、その活動のためには新しい協働の場と組織の創生が必要となった。これからのまちづくりに期待されているのは、もう一度支え合いの精神をもったコミュニティづくりであり、公民館の役目は、当事者意識がなかった人を関係人口へと促すような学びの場づくりではないかとおっしゃっていました。
 最後に、「行動なき理念は無価値」という言葉を引用して、日本の助け合い、支え合いの活動(子ども見守り、地域食堂など)は誇るべきものである。見守ることと、見守られることから生まれる関係人口を増やし、互いに必要とされている充実感、居場所がある帰属意識を高めていきましょうと話を締めくくられました。勉強になりました。



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参加者の皆さん

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五十嵐 勉 先生(左)
IMG_2782.JPG公民館の役割とは?