7月12日(金)、イキイキ教養講座③では、日本の文化を学ぶという視点で、佐賀城本丸歴史館の企画学芸課長、竹下正博さんをお招きして、「佐賀の歴史に見る仏像」というテーマでお話をしていただきました。
比較的安定していた貴族時代では、極楽浄土へと導く慈悲深いやさしい顔をした仏像、他国からの襲来を受けた時代では、他国の神様に太刀打ちできるような強い姿の仏像が求められたという話でした。
その折々の人々の願いによって、仏像の姿は変わっていったというところに、参加者のみなさんは大変関心を持たれたようでした。
また佐賀県内にも、運慶派の流れを汲む、湛康の作品などがあることを、教えていただきました。
アンケートではこれまで仏像について学ぶ機会がなかったので、今回は新鮮だったという回答が多く寄せられました。
仏像を通して、その時代に思いを馳せるのもいいかもしれませんね。