9月24日(木)、沖縄の近代化に尽力した、「第十一代 齋藤用之助」について、14代の齋藤用之助さんにご講演いただきました。
第十一代 齋藤用之助が島尻群長に就任した頃は、大干ばつによる飢饉で、ソテツを食料として常用するほど、島民の暮らしは困難な状態であったとのことでした。
そんな折、島民のこころに寄り添い、リーダーシップをとって、教育、産業、人材育成など、多岐にわたって尽くした第十一代 齋藤用之助の業績は、今も沖縄で語り継がれています。
中でも明治36年の硫黄鳥島で火山が噴火した際に、生活が安定するように施策を進めながら、島民一人一人が納得するまで説得し、無事全員を久米島に移住させたことは、百年たった今でも鳥島地区の人々から、神様のように慕われているとのことです。
講師の第14代 齋藤用之助さん
会場の様子