10月27日(木) 第3回新栄さが学講座を開催しました。
諸田謙次郎さん(佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館館長)に講演していただきました。
明治10年(1877)の西南戦争の戦いの中で、佐野常民は博愛社(後の日本赤十字社)を創設しました。当時としては、敵味方分け隔てなく助けるという考え方は受け入れられず、反対も多かった中、同士を募り、迅速に稼働させたことは、驚嘆に値しました。困難を極めるなかで成し遂げられた偉業の動機付けの一つは、佐賀戦争に斃れた知友、島義勇や江藤新平への想いがあったと、諸田館長は語っておられます。また、博愛社が寄付金によって成り立っていたこともあり、佐野は報酬を受け取りませんでした。金銭や名誉欲からではなく、信念をもって仕事に打ち込んだ佐野常民は、まさに真のエリート意識を持った佐賀の偉人と言えるでしょう。