鍋島の家訓・教訓 〜佐賀の先人たちの心得を探る〜

新栄公民館

新栄公民館

第3回新栄さが学講座を開催しました。

「家訓」とは家長が「家」の維持発展を願って子孫や一族に与える訓戒です。

龍造寺隆信の時代には家訓・教訓は編集されていませんが、鍋島直茂の登場で家訓・教訓が集成・編集されるようになりました。

直茂施政の精髄は「一国家治め様は、家の古法を守り、上下和合して民百姓に至るまで真実に一味同心する時は、国亡びず、家長久と存ぜらるべく候」です。この発想が「鍋島の家訓・教訓」の発言・編集を導き出しました。そこに直茂の人間性が端的に表れていると森先生は考えられています。

直茂は鍋島藩の政治的確立者ですが、鍋島武士の精神文化活動でも礎を作り上げた第一人者であったことが確認されました。

          森周蔵先生

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