蓮池藩初代藩主鍋島直澄公は、佐賀藩初代藩主鍋島勝茂公の三男として誕生し、寛永16年(1639年)勝茂より蓮池を中心とした所領5万2000石と41人の家臣を分与され蓮池藩が始まりました。
塩田町はその昔、旧蓮池藩の飛び地でした。直澄公は領地である塩田久間村西山に陶器製造業を創設するなど、産業を振興し「お山さん」の名で住民から慕われました。その後寛文5年(1665年)隠居、嫡男直之に家督を譲り、塩田吉浦に別館を設け余生を送りました。そんな蓮池藩ゆかりの地塩田町に8月24日(土)まち協子どもの未来づくり部会と歴史と伝統文化部会合同で現地研修を行いました。子どもから大人まで約40人が参加し、吉浦神社、光桂禅寺は嬉野市郷土史研究会会員森山正孝さんと森繁晴さんに塩田の町並みはボランティアガイドの筒井幸治さん達に丁寧に説明をしていただきました。塩田での歴史の勉強後は、武雄市の県立宇宙科学館ゆめぎんがへ移動し昼食と見学を行いました。
〇吉浦神社
蓮池藩初代藩主鍋島直澄公が祀られており、神殿には遺骨が埋葬されている。毎年4月5・6日に例祭が行われている。
〇光桂禅寺
元禄9年(1696年)に創建された、臨済宗妙心寺派の寺である。初代藩主鍋島直澄公の五女阿楽方が父直澄公、及び自分の夫松平義房の菩提を弔うために開基となって建立した寺である。蓮池社が老朽化し修理困難な状況となり取り壊す際に、保存されていた直澄公の大小2つの木像がここに移されている。
〇塩田津の町並み・県立宇宙科学館ゆめぎんが