令和2年9月19日、蓮池町公民館で蓮池町自主防災会議、町づくり協議会 安心で安全な地域部会、及び蓮池町公民館の主催により、佐賀広域消防局佐賀消防署東分署の消防署員の指導で、応急手当の方法、 AEDを使った救急蘇生法の訓練が実施されました。新型コロナウィルス感染予防処置を励行しながらの講習会となり、24名の参加がありました。
久間 公民館 館長の進行で、自主防災会議の島 会長の挨拶で始まり、 安心で安全な地域部会の園田 副部会長の挨拶を経て、消防署員の方の挨拶の後,いよいよ話が始まった途端「ピーロー♪ピーロー♪」と消防指令室からの緊急通報がなったため、6人のうち半数の職員の方が出動されるという事態となりました。
残った3名の署員の方の指導で心肺蘇生(通称 心臓マッサージ 正式には胸骨圧迫)のやり方の訓練が始まりました。
以前は胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を組み合わせての心肺蘇生法でしたが、最近はコロナウィルスの影響があり、マウスツウマウスの人工呼吸は感染予防策を十分に実施して行うか、成人の場合には人工呼吸は行わないように指導しているとのことでした。1分間に110回のピッ、ピッ、ピッというテンポの音を発しながらの訓練が続きました。
次にAED(自動体外式除細動器)の使い方の指導が始まりました。
最初にAEDを使ったことがない人に「使ってみてください」と指導されていましたが、うまく出来ませんでした。日頃の訓練が必要だと実感しました。いちど経験しておけば、実施することは難しいことではありません。
訓練が終わった後、中隊長の講話で、119番通報の仕方や指令室のシステムの話がありました。知らない土地で携帯電話を使って通報をする時にその場所がどこかわからないときは、指令室でGPSを使って位置の特定をするので、GPSはONの状態で連絡してほしいとのことでした。
人が倒れているところに遭遇したら実際にこのような手順で行えるのか、精神面の訓練も必要になるなと感じました。大きな声を出して人を集めて、助けを求められるだろうかとか、周りに集まってきた人に『そこのあなた!救急車を呼んでください!』とか『そこの人、AEDを持ってきてください!』などの指示ができるだろうか?など勇気を出す為の訓練も必要になりそうです。
園田 久利 副部会長
佐賀広域消防局 佐賀消防署 東分署の中隊長と5名の指導員の方々
いよいよ説明が始まりましたが、次の瞬間、6名の署員の方は3名に・・・。
まずはお手本を・・・。人が倒れている。もしもし、大丈夫ですか?
呼吸はしているか?呼吸停止、胸骨圧迫が必要だ。
皆さんも一緒にリズムに合わせて、イチ、ニイ、イチ、ニイ、・・・。
1分間に110回の発信音。ピッ ピッ ピッ ピッ ・・・・・。
公民館館長もカメラ目線でリズムに合わせて、イチ、ニイ、イチ、ニイ、・・・・。
これ、どう使うの?
このパットはここでいいのよね!
二人で連携して胸骨圧迫とAEDを使った救急蘇生法の訓練です。
このパットはここですよね?
興味深い講話を聴くことが出来ました。
本日は大変お忙しい中ご指導をしていただき大変ありがとうございました。
最後の挨拶とお礼の言葉を公民館長が述べられて講習会は閉会しました。