東与賀公民館長のコラム⑤わが家と同じスタンスで

東与賀公民館

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(令和3年2月12日(金)佐賀新聞「オピニオン」のページに掲載されました)

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公共施設は市民の皆さんの目的によって建てられている。屋内及び屋外問わず、市民のための公共施設でもある。新築の施設であろうが、老朽施設であろうが市民の財産であり、公共施設には変わりない。
市民の皆さん方が安全・安心で気持ちよく利用できる施設として、大事に愛着をもって利用され、満足感に満ち同時に貴重な居場所ともなっている。
そこで、利用されているサークルさん方々から、施設管理の裏方でもある、関係職員、清掃の方、時間外の管理人の方に対し、「あんたたちがいつもきれいに清掃し、また、笑顔で対応してくれるから安心して気持ちよく利用させてもらっている」などの気遣いの言葉を掛けられ、モチベーションともなっている。
しかし、一方では公共施設だからといって心ない利用など、特に屋外のトイレ、犬のふんの放置、たばこの吸殻などのポイ捨てなどがあり、目に余るものがある。 公共施設だからこそ、市民の財産でもあり、後に利用される方々が困らないように、利用後の原状復帰が当然ではなかろうか。利用におけるルールの順守はもちろんのこと、原点に立ち返ると公衆道徳でもある。
わが国は道徳的にはフロントランナーではあるが、ほんの一部の方々のフライングに対しては、市民のみなさんと惻隠(そくいん)の情をもってモラル向上に努めたいものだ。身近に置き換えると、要は公共施設の利用はわが家の利用と同じスタンスであってほしい。