人生いきいき講座②「暮らしの自然薬」

東与賀公民館

東与賀公民館

6月2日(金)に東与賀農村環境改善センターにて「人生いきいき講座」を開催しました。

いきいき2.jpg

薬学博士でウサイエン製薬株式会社代表取締役の野中源一郎さんを講師にお招きして、「暮らしの自然薬」をテーマにお話していただきました。

いきいき1.jpgやはり参加されたみなさん、健康のことに興味は尽きないようでメモを取りながらとても真剣にお話を聞かれているご様子でした。

いきいき3.jpg講座後半のお茶(カテキン)の話では、カテキンが様々な病気の原因にもなりうる活性酸素を除去してくれるそうで、ガン予防効果や体脂肪低下作用、抗菌・抗ウィルス作用、消臭作用など、様々な効果が実証されているとのこと。中でもガン予防効果(胃がん)については、その死亡率が全国で一番低いのが茶処で有名な静岡県内の市町村で、上位TOP3を占めているそうです。静岡県では1年間に1人あたりが消費する茶葉の量が1,800g(1日あたり5g)、これは実に全国平均の約2.5倍ということです。

逆にがんの死亡率がワースト3位の佐賀県ですが、その中でも死亡率の一番低いのは中原町(現みやき町)とのことで、検診率がほぼ100%だということが理由のようです。次いで二番目に低いのがこちらも茶処の嬉野町(現嬉野市)。先ほどの静岡県や嬉野など、やはり茶処でお茶をよく飲まれる地域では、お茶を通してより多くのカテキンを摂取しているということが、その予防の手助けをしているということになるんでしょうか。

自宅でお茶を飲む時、茶の色が出なくなるまで茶葉を替えない!という方も多くいらっしゃると思いますが、できればこまめに茶葉を替えて濃いお茶をたくさん飲んだほうが、カテキンも多く取れるのだとお話されました。また、お茶でうがいする、お茶のエキスを入れたお風呂に入れば水虫に効くなど、その他にも目からウロコのようなお話をたくさんしていただきました。

何か食べた後にはできるだけお茶を飲む。水よりもお茶。子どもたちにもジュースや炭酸飲料ではなく、お茶をたくさん飲んでもらいたいとおっしゃっていました。

いきいき4.jpg参加されたみなさん、「とてもいい話を聞けた」と喜んでおられたご様子で、今日聞いた話を色々実践してみたいなどと感想を述べていらっしゃいました。