(令和5年9月25日(月)佐賀新聞「オピニオン」のページに掲載されました)
大和中学校、八回卒業生で三年遅れの古希祝いを開催した。私が世話役を担当。
還暦祝いについては同窓生全員が対象だったが、大規模になると実行委員会形式になるなど労力と時間を要することとなり、今回は世話役の省力化を考えて、こぢんまりとした開催となった。
当時のクラスメートが3分の1程度参加。県外からの参加は数人で、特に遠方からの参加者については「よくも来てくれた」と敬服するところである。
最初は物故者に対する黙とうから始め、佐賀の美味しいお酒で乾杯。久しぶりの再会でもあり、おのおの近況報告を済ませて歓談した。近況報告では県外の方々全てが「やっぱり佐賀がよかばい」の連発。生まれ育った故郷は生涯忘れられないだろうか。
歓談の中では昔の思い出話ももちろんではあるが、就労意欲はあってもなかなか適職が見つからないなどの話題もあり、古希といってもまだまだ元気だ。
2時間程度の歓談ではあったが、余韻が冷めず二次会へはほとんどが参加した。みんな顔や体形が変わったり、髪が薄くなったり白くなったり。個人差はあるものの当時の面影は残っていて、久々の再会でもお互いに相手の名前はでてくるものだ。まだまだ大丈夫だとお互いに安心したところでもある。
別れ際には「次は喜寿で会おう」、「元気にしとかんばばい」と念押しして別れを惜しんだ。