2月2日(金)に東よか干潟ビジターセンターひがさすにて開催しました。
日本野鳥の会佐賀県支部長の宮原明幸さんと副支部長の田中丸雅雄さんを講師にお迎えして、フィールドワーク「冬の東よか干潟」をテーマにお話していただきました。
シギ、チドリ類の渡来数日本一を誇り、ラムサール条約湿地に登録されている東よか干潟で、この時期に飛来し冬を過ごす野鳥についてご紹介いただき、特徴なども教えていただきました。中には、年々個体数が減り続け、あまり姿を見なくなった野鳥もいるそうで、人による環境汚染、環境破壊がその一番の要因で、逆にこれからは環境改善、環境保全に務めることが必要だとおっしゃっていました。
前半は座学でお話を聞き、後半はひがさすを飛び出して、外での野鳥観察を体験しました。
ひがさすで貸し出していただいた双眼鏡を使って、遠く離れた湿地帯で休息している野鳥たちを観察します。観察を行った午前11時前ごろの時間帯は、ほとんどの野鳥があまり動かずジッとしている様子でしたが、たくさんの種類の野鳥を観察することができました。
この時期に東よか干潟で見られる野鳥はおよそ36種もいるそうで、ここでしばし休息した鳥たちは、これから訪れる春に餌となる虫が多く発生する北のシベリアやアラスカへと旅立って行くようです。
講座に参加されたみなさんからは、
○環境の大切さが身にしみた。
○私達が自然を壊していると改めて感じた。
○身近でこんなに素敵な場所があることは大発見でした。
○東与賀町の干潟がとても大事であり、私達の地区にあることが誇らしく感じられました。
○宮原先生の自然や鳥に対する熱意が伝わりました。
などの感想が出ていました。ご参加いただきありがとうございました!