2月29日(木)に、東与賀小学校3年生が総合学習の一環として、佐賀市重要無形民族文化財に指定されている東与賀町の伝統芸能「銭太鼓」を体験しました。最初に3年1組、その後3年2組と分かれて改善センターへ来てくれました。
本来であれば、2月22日(木)に開かれた「6年生を送る会」での披露に間に合わせる形で体験教室を実施する予定でしたが、あいにくインフルエンザの流行により間に合わず遅れての実施となりました。
冒頭、公民館長が挨拶を述べ、先生役は銭太鼓を育てる会のみなさんに務めていただきました。
はじめに先生方がお手本を見せてくださいました。毎年公民館講座として開催している「銭太鼓教室」に参加してくれている子はある程度振りを覚えているので、先生と一緒に音楽に合わせて手を動かしていました。
その後は実際に児童ひとりひとりが銭太鼓を手にして、先生方から扱い方などの手ほどきを受けていました。持ち上げる、叩く、投げて回す動きなどの動かし方を練習し、慣れてきたところで今度は音楽に合わせて動きを覚えていました。
途中、東与賀小学校の校長先生もお見えになり、子どもたちと一緒に銭太鼓に挑戦されていらっしゃいました。
児童の中で銭太鼓経験のある子など数名が、先生と一緒にみんなの前に並んで、全員で演技するという場面も見られました。
特に練習をしている時のみんなの楽しそうな笑顔がとても印象的でした。
後日、児童ひとりひとりが書いた先生方へのお手紙が届けられ、「優しく教えてくれてありがとうございました」「最初は難しかったけど、段々できるようになって楽しかったです」「また銭太鼓をやりたいです」などの感謝や感想が綴られていました。
毎年、公民館講座として毎年10月頃開催している「銭太鼓教室」に、今回体験した小学3年生の中からたくさん参加してくれるといいなぁと思いました。そして11月頃に開催される「シチメンソウまつり」で、銭太鼓を育てる会のみなさんと一緒にステージに披露し、東与賀町の伝統であり宝である「銭太鼓」を、これからも守り継いでいってほしいと思いました。