3月2日(土)に東与賀農村環境改善センターの調理室及び和室にて、総勢33名が参加して開催しました。
この「健康料理教室」は、「元気アップ!健康教室」の中で開催したもので、東与賀公民館とまちづくり協議会(健康福祉部会)の共催で開催し、講師は東与賀食生活改善推進協議会のみなさんにご協力していただいました。
はじめに、まちづくり協議会健康福祉部会の坂井部会長にご挨拶いただき、教室が始まりました。
まず、東与賀食生活改善推進協議会(以下、東与賀食改)の蒲原会長より、「動脈硬化を予防しよう」のテーマでいろいろとお話していただきました。
動脈硬化の主な危険因子である「高血糖(糖分)」「高血圧(塩分)」「脂質異常(脂分)」ですが、総務省統計局による家計調査(全国52市・都区部中)から佐賀市の食の現状をランキングでみると、糖分を多く含むようかん(2位)やカステラ(5位)、塩分を多く含む魚肉錬製品(5位)、脂分を多く含むマヨネーズ(5位)や合いびき肉(6位)、脂分塩分ともに多く含む即席めん(2位)や冷凍調理食品(3位)などが上位に位置しており、これらを摂りすぎると血管を傷つける原因になるそうです。
また、健康な血管をつくるためには「野菜」が必要とのことで、普段から野菜を多く食べている人は脳卒中や心臓病、ある種のがんにかかる確率が低いという厚生労働省の調査結果も出ているそうです。
話を聞きながら、メモをとる参加者の姿が多く見られました。
続いて、公民館長よりひとこと挨拶を述べ、いよいよ調理実習へと移っていきました。
①麦ごはん
②鶏もも肉のおろしぽん酢かけ
③小松菜とコーンのからしごまマヨ和え
④みそ汁
⑤ずんだ白玉
和室横の調理室に場所を移し、参加者を数名ずつグループ分けし、食改の方が1〜2人ずつ付いて、いざ調理スタート!
料理が得意な方、不得意な方、初めて料理する方などいらっしゃったかとは思いますが、みなさん和気あいあいと楽しんで取り組まれていらっしゃいました。
調理が進むにつれて、通路にはとても美味しそうなお腹が空くようないい匂いが立ち込め出しました。調理と並行して、和室ではお箸、お茶、出来上がった料理などが並べられ、食事のセッティングも進めていきます。
すべての調理が整い、スリッパもキレイに整えられ、みなさんが席に着かれたところで実食することとなりました。完成した料理がコチラです。
私もいただきましたが、麦ごはんだったからかとてもお腹が膨れたように感じましたし、本当に美味しかったです。塩分などの使用を極力減らして調理しても、これだけ美味しくいただけることにとても驚きました!みそ汁には大根おろしの汁を入れてあったそうで、おかわりしたいくらいとても美味しかったです。それに加えて大人数で食べるご飯は楽しくて、やっぱり美味しいもんだなぁと感じました。
○塩分量には気をつけているつもりだが、塩分を使わずに味が付いているような気になり、
美味しく食べられる方法を気づかされた。
○みんなで輪をもって色々作れたことに本当に良かったと思います。
○初めての参加でしたが、和気あいあいと睦ましい料理が出来上がりました。健康に気を
つけようと意識が増しました。
○みそ汁に大根おろしの汁を入れることはよかったです。おいしかったです。
などの感想をいただきました。
今回の健康料理教室を、参加していただいたみなさんの健康に対する意識変化、意識向上へのきっかけにしていただければと思います。ご参加、ご協力いただきましたみなさん、大変お疲れ様でした。そして、ごちそうさまでした♬