(令和7年7月2日(水)佐賀新聞「オピニオン」のページに掲載されました)
コロナ禍の影響などで、7年ぶりに町民体育祭が先日開催された。60回の記念すべき大会だった。
パンディミックの後遺症が完全に払しょくされない状態で、参加者は平常時に比べてかなり少なかった。
スポーツ協会としては今回開催できなければ、今後の開催が危ぶまれる危機感もあり、参加者多寡にはかかわらず、開催するという不退転の決意があっようだ。
参加者は幼児から児童、生徒、一般。今回は障害物競技などが主であったが、参加者一人一人が競技に夢中になり、和気あいあいの中で楽しく競技していた。この日ばかりは、少子高齢化を忘れるぐらいの雰囲気でもあった。日ごろ、地域での人間関係が薄れ、自分の世界に没頭するような生活スタイルが広がる中、人と人、そして地域がつながるコミュニケーションの場となり、盛り上がった。
今回の開催にあたり、小学生及び中学生のポランティアさんが役割分担ごとに指示待ちでなく、自主的に機動力を発揮してくれた。競技進行に大きく貢献してくれたことは、忘れてはならないのである。
最後に、参加者、応援者の皆さんをはじめ、ボランティアの皆さん、スポーツ協会の役員の皆さん大変お疲れでした。今回の開催は、次年度以降の布石づくりともなり、意義ある体育祭でもあった。