(令和8年2月8日(日)佐賀新聞「オピニオン」のページに掲載されました)
先日、組織の責任者と話をしていたら「俺はあん奴を買っている。あん奴は仕事が速いから」とのことである。
職場は違うが、私が採用されたばかりのとき、上司が同じようなことを言っていたのを思い出した。当時の責任者は眼光鋭く、組織全体ならびに個々を十分に把握し、見通してのことだった。その当時、仕事はもちろん、まずはあいさつやマナーなどを含めて厳しく指導してもらったことで、今の私があることに感謝している。
時代とともに進化した考え方や価値観も多様化しており歓迎はするが、組織で仕事をする上での基本動作はもちろんのこと、まずはあいさつ、マナー、ルール順守は最低限ではなかろうか。
「言いやすい・言いにくい」「仕事の速い・遅い」また、「スキルが高い・低い」などの偏見を持たず、公平・公正なる相応の対応で職員育成と職場活性化を図ることが責任者の責務ではないだろうか。
特に申し上げるが、接客部門では、まずはあいさつやマナーがあっての仕事といっても過言ではない。あいさつ、マナー、ルールが欠如すると、炎上し本題に進まないこともあるのではないか。
「俺はあん奴を買っている。あん奴は仕事が速いから」という表現が今でもひっかかるが、まずは組織としての仕事が最優先である。組織の責任者の温度差はあるものの、責任者自らの努力はいかがか。
結果的には風通しのよい職場づくりにもなり、同時に行政は最大のサービス業とも言われて久しいが、その機能を果たしていただきたいものでもある。









