5月22日(金)東与賀町の魅力を再発見する「東与賀ゆっくり散歩(上古賀・田中コース)」を開催しました。
当日は約10人が参加し、地元の皆さんの案内のもと、上古賀・田中地区を巡りながら、地域に受け継がれてきた歴史や文化、昔ながらの暮らしについて学びました。
この日は、穏やかな気候と心地よい風に恵まれた絶好の散策日和となり、参加者は終始和やかな雰囲気の中、地域の魅力を再発見するひとときを楽しみました。
最初に訪れた上古賀地区では、地元の鶴さん、船津丸さんをはじめ、老人クラブの皆さんにご協力いただき、「上古賀地区へようこそ」と温かく迎えていただきました。地域を挙げて歓迎していただき、参加者も和やかな雰囲気の中で散策をスタートしました。
上古賀という地名については、東与賀町史において、
古来この周辺一帯は窪地であり、その「窪」が「空閑(くが)」となまり、さらに「古賀」へ変化したものと伝えられている。
と紹介されています。
現在の子ども遊園地付近は、昔から「天神屋敷」と呼ばれており、雑木林の中に小さな祠が祀られ、大きな楠がそびえ立っていたそうです。当日は、天神屋敷や大楠に関する貴重な資料もご紹介いただき、参加者は興味深く耳を傾けていました。
さらに、上古賀公民館では、栄蔵寺に建立されている「三浦虎次郎記念碑」について詳しく説明していただきました。
三浦虎次郎氏は、文武両道に優れ、地域を代表する青年として多くの人々から敬愛されていましたが、日清戦争において戦死されました。その功績を後世に伝えたいという地域の方々の強い思いにより、全国から寄付が寄せられ、記念碑が建立されたとのことです。
終戦後には、進駐軍から撤去命令が出されたものの、碑面を削ることで存続が認められ、その後、地域の皆さんの手によって再び修復されました。
当日の説明からは、郷土の歴史や先人を大切に守り継いできた地域の深い思いを感じることができました。
散策の途中では、公民館横に実る赤いグミの実にも目を向けながら、参加者同士で会話を楽しむ様子も見られました。
続いて訪れた田中地区は、東与賀町北部に位置する近世初期の干拓村です。東与賀町史には、正保絵図や貞亨4年(1687年)の郷村帳にも村名が記されていることが紹介されています。
田中公民館では、自治会長の永野さんや地元の木原さんに温かく迎えていただき、天満宮周辺や、南側の堀を活用した「馬洗い場」などを案内していただきました。
昔の暮らしや農業との関わり、参加者は地域に残る歴史の面影を感じながら散策を楽しみました。
また、「昭和28年の水害では床上浸水が発生した」といった、地域で暮らしてきた方ならではの貴重なお話も紹介され、参加者は熱心に耳を傾けていました。
参加者からは、
「東与賀の歴史が知りたい。歴史の深さに驚いています」
「内容盛りだくさんで最後は歩くのが早歩きになりました」
といった感想が聞かれました。
実際に地域を歩き、地元の皆さんから直接お話を伺うことで、ふるさとの魅力を改めて感じる貴重な機会となりました。
地域の拠り所となっている天満宮
上古賀公民館において講話 貴重な資料も拝見させてもらいました![]()
現在の天満宮 この周辺に「慶徳庵」という寺院があったとのこと
昔、馬洗い場があり、その前はお墓だったとのことです









