佐賀の民謡を、生の三味線の音で味わいました。

循誘公民館

循誘公民館

アートin循誘・令和5年10月12日(木) 

「ふるさと佐賀の民謡を味わう〜三味線の音色に乗せて〜」を行いました。

歌詞の解説を聞いたり、プロが演奏する洒脱なCDを聴いたり、一緒に歌って楽しみました。

講師は、佐賀県唯一、大正時代から続く和楽器専門店「三根楽器店」の三代目、和楽器一筋40年の三根抱一さん。

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「おりきんばっちゃん」
「梅干し」
「葉隠武士」
など、佐賀んもんになじみの唄から、

「黒田節」
「ぎおん小唄」
など、他県の唄も。

途中、「おりきんばっちゃん」(=おりきさんというおばさん)の「おりきさん」も登場すると、会場は大沸き。

「♪おりきんばっちゃん どけ行くかんた〜
  目ぐすい瓶ば さげぇて つっくるびいて 鼻たれて 〜♪」

佐賀ん者でも分からない人もいるクセの強い佐賀の方言満載のこの歌を、ばっちゃんも一緒に、自慢の喉を鳴らしてくださいました。


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20231017152945-39a53cfb522c72f1f32b027e290148a8fe1dd1e3.jpg民謡は、生活の中で自然に生まれ、民衆が口伝えで歌い継いできた日本特有の音楽。
ですが、いまでは日常で耳にすることもめったになくなりました。

とはいえ、生三味線の音はなんとも言えない「はんなり」とした雰囲気を醸し、つい、お手拍子をしてしまう。
日本人に息づいた魂の妙を感じました。

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懐かしさに浸りたい方、うた好きの方など37名が集まってくださいました。
最後はみなさんに最もうけのよかった「おりきんばっちゃん」のアンコールで、宴は名残惜しくお開きとなりました。

主催:循誘公民館