今年は明治維新から数えてちょうど150年。実は...私たちが住む春日北にも幕末や明治に関する史跡や名所がいろいろあります。
明治維新150年を記念して、11月17日(土)にその史跡や名所を探訪する〝かすが北幕末維新ウォーク〟を行いました。
長い距離を楽しむ9㎞の〝もくもくコース〟と無理せず歩く4㎞の〝てくてくコース〟に計79名の皆さんが参加されました。前夜雨で心配しましたが...当日は絶好のウォーク日和になりました。
各ポイントで説明される川崎さんを先頭に... まず、もくもくコースの皆さんが春日北公民館をスタート。
20分程で最初のポイントの〝大木喬任伯の書斎跡〟に到着。たくさん生っているミカンの木々の中に書斎跡を記す石碑がありました。春日北に大木伯の書斎があったことに、皆さんたいへん驚きでした。その後、てくてくコースの皆さんが待つ大和町老人福祉センターまで歩きました。
大和町老人福祉センターからは...もくもくコースの皆さんとここからスタートするてくてくコースの皆さんと一緒に川上峡にある幕末・明治の史跡や名所を巡ります。
次に訪れたポイントは...〝春日御墓所〟。あの佐賀藩10代藩主鍋島直正公をはじめ、鍋島家の方々が祀られています。ひっそりとたたずむ御墓所...とても神秘的に感じました。そして、その御墓所がこの春日北にあることに誇らしく思いました。
御墓所を後にして、紅葉を見ながら次のポイントへ...。
ここで、参加者の皆さんにサプライズ‼ 川上峡の名物と言えば...〝白玉饅頭〟。明治15年創業の〝吉野屋〟さんの美味しい白玉饅頭をいただきました。
幕末維新ウォークの旗を先頭に川上峡を北へ...。
官人橋の北にある宝塔山親正寺。その傍の小高いところにある石碑...初代佐賀県令である〝鎌田景弼顕彰碑〟です。初代県令が風光明媚の川上峡に訪れていたことに...皆さんとても興味があったようです。
次に訪れたのが...〝十可亭跡公園〟。鍋島直正公の別荘である御腰掛と言われた〝十可亭〟。ここから見る川上峡の風景... 直正公がこの地を愛されたことがわかったような気がしました。
その後官人橋を渡り〝與止日女神社〟へ...。神殿には書家でも知られる副島種臣の書を基にした木額があります。皆さんで一緒に参拝した後にその木額をじっくり拝見しました。
昼食の後に最後のポイント〝川上軌道跡"に...。以前佐賀駅周辺からこの地まで汽車や電車が通っていたことや昔は勧進橋と書いた官人橋のことなどがわかりました。
参加された多くの方から...
〝史跡や名所のことがわかってとても楽しかった〟〝初めて訪れる場所があって再発見できた〟とのこと。
幕末や明治の史跡や名所を巡り、改めて私たちが住む春日北の良さが実感できたウォークでした。