6月13日、春日北公民館では梅雨期に合わせ、「大雨災害から命を守るために」と題し、防災講習会を開催しました。講演は佐賀県防災支援アドバイザーである溝上良雄氏(現南川副公民館長)にお願いしました。溝上氏は気象庁勤務の経験を活かし、佐賀県の地勢に基づく気象と災害の特性等について講演されました。
その中で特に強調された点は、
○ 令和の8月豪雨時の天気図は梅雨前線そのものであり、梅雨期が過ぎても油断できないこと。
○ ハザードマップは自然災害に対する弱点を知るものであり、危険な場所を確認できること。
○ 大雨災害には日頃の備えと早めの避難が重要であること。
であり、各家庭の日頃の対策として非常備蓄品・持出品の準備が必要であると訴え、持参の非常持出袋の中身を個々に紹介されました。
また、主催者の方で災害に対する関心を高めようと会場内に簡易トイレテント、簡易トイレ、非常食品等を展示しました。
参加者からは、
○ 地震が発生すれば有明海でも津波は発生するのか。
○ 簡易トイレの汚物はどう処理すればいいのか。
○ 大雨の原因となる水蒸気を減らすため、一般家庭は日頃どのようなことを心がけるのか。
○ 佐賀県はどのような天気図の時に注意すべきなのか。
などの質問が活発に出され、「気象のプロによる経験に基づいた話で大変勉強になった。」「防災についてあらてめて考え直す必要性を感じた。」などの感想が聞かれました。