【ご報告】第3回さが学講座(令和2年10月)

神野公民館

神野公民館

第3回目のさが学講座は、藤井祐介先生(佐賀城本丸歴史館学芸員)による「知っておきたい佐賀の乱(佐賀戦争)」でした。
はじめは、「乱」「役」「戦争」の違いのお話でした。辞典に書かれた内容から、なぜ「佐賀の乱(佐賀戦争)」をするようになったのか説明があり、参加者の皆さんは言葉の意味を改めて確認ができ納得した様子でした。
第1回目島義勇、第2回目江藤新平のおさらいをしてから、本題に入っていきました。明治6年佐賀征韓党結成から日にちを追って佐賀の乱(佐賀戦争)の経過を見ていきました。島義勇も江藤新平も佐賀の不穏な空気を鎮めようと佐賀に戻ってきたのに、1つの事件をきっかけに日に日に情勢が移り変わっていきます。明治7年2月28日政府軍が佐賀城に入城してから、1ヶ月半の間に島義勇、江藤新平ともに捕縛、佐賀に移送され、形ばかりの裁判をうけ処刑されました。その後、大赦により「内乱罪」は消滅し、名誉が回復されました。今回の3回シリーズで、島義勇と江藤新平の佐賀への強い想いを改めて感じることができました。

20201013152726-ba43a8efa073c51f061ce99fc9b6756201a19e79.jpg20201013152727-329c95eb772a1ac550c46f8462cee551ff229b5a.jpg