神野公民館主催「さが学講座」がスタートしました。第1回は、山本長次先生(佐賀大学経済学部教授)による「旧大和紡績佐賀工場の沿革」でした。
佐賀紡績は資本や設備の調達、販路といった面で、鈴木商店に依存する形でスタートしました。鈴木商店の破綻の影響を受け休業となりましたが、鐘紡の武藤山治との交渉で、錦華紡績による買収が決まり存続することができました。佐賀市郡の中で最大級の工場が約70年続いた背景には、様々な苦難があり乗り越えてきたこと、人と人との出会いとつながりがあったことを知りました。これからも伝え残していきたい神野町の歴史の1つです。
(令和4年6月7日)