おめでとう７０歳（１０月１日は佐賀市久保泉町の誕生日）

昭和２９年（１９５４年）１０月１日、久保泉村は、北川副村、本庄村、鍋島村、金立村とともに、佐賀市と合併、「佐賀市久保泉町」が誕生しました。今日１０月１日は７０歳の誕生日です。おめでとうございます。古希ですね。昭和２９年は、いわゆる「昭和の大合併」の年です。

写真は、佐賀市報「昭和２９年１０月１日号」です。

最近は、平成１７年(２００５年)１０月１日に佐賀市、諸富町、大和町、富士町、三瀬村。

平成１９年(２００７年)１０月１日に、佐賀市、川副町、東与賀町、久保田町。

あれ？１０月１日が多いですよね。

同時に北川副町、本庄町、鍋島町、金立町も７０歳の誕生日おめでとうございます。

記事を文書にしてみました。

佐賀郡の東北部に位し、形状はほぼ長方形であって東西二十七町、南北二里余、戸数約九五〇戸、人口約五四〇〇人である。北部は脊振山麓の一部に屢(属、の間違いと思われます)した丘陵地帯で、平地は少ないが南部は平地で地味も肥えている。河川の内瓦田、小松の両河川は南流し、横落水道は西に流れている。其の他神籠池を始め多数の溜池があり、用水、灌漑は便利である。村の中央やゝ北寄りに川久保宿がある。役場、郵便局、農協、小中学校、駐在所等がある本村は川久保、上和泉、下和泉の三大字から成り、史蹟に富み、名勝地天然記念物等数多い。中でも仏閣としては五百年前の創立になる妙福寺、大般若経に縁の深い也足庵がある。又創立七百年前の建立といわれる竜田寺に安置してある普賢菩薩は後醍醐天皇の建立にかゝり、日本三体の一つと伝えられている。

本村は、地勢上山林、原野、沃土地帯に分れ、立体的産業を営むのに適し、酪農、果樹、煙草、桑の栽培、蔬菜、園芸、米、麦等近年次第に発達し、開発資源として将来を嘱目することができる。亦(また)己(すで)に三百年の歴史を有する川久保竹細工と、白石原の煉瓦は県の内外に顧客を有し、その製品は各地に好評を博している。

大正１４年(１９２５)１０月８日に自生地が天然記念物に指定されていますが、この記事にはエヒメアヤメの文言は出てきていません。