10月31日(土)、松梅公民館において気象予報士・石掛貴人氏を講師に迎え、「災害から学ぶ」と題し、講演会を開催しました。これには32人の方が聴講しました。
近年、全国各地で豪雨による災害が頻発しており、ここ松梅地区でも令和3年に土石流による家屋被災が発生しています。このため災害に対する正しい知識と防災意識を高め、日頃から災害に備えることの大切さを学ぶことを目的として開催しました。
余談ではありますが
石掛さんは早めに来館され、公民館事務所前で来館者の一人一人に頭を下げてお出迎えをされました。聴講者はテレビで見る石掛さんが目の前に立っておられるのを見て驚かれていました。
講演内容
講演冒頭は自己紹介から始まり、講師の年齢当てクイズや日本気象協会に入ってからの経験談を取り入れるなど、耳目をひきながらの講演となりました。
★館長からの挨拶です。
講演は、新しい気象情報の見方や近年の災害事例を交えながら、災害から命を守るために必要な知識と行動についてお話がありました。
①新しい防災気象情報
○本年5月に大幅に変更になり、「河川氾濫」「大雨」「土砂災害」「高
潮」について1から5のレベルが付与されたこと。
○レベル4になれば危険な場所から避難しなければならないこと。
○「河川氾濫」については、大河川を対象とし、河川ごとにレベルを
付与すること。
などを説明されました。
②線状降水帯の恐ろしさ
○短時間に集中して大雨が降ること。
○深夜から明け方に発生する傾向であること。
○レベル3、4の発表の時点で早めに避難を考える必要があること。
また、松梅地区のハザードマップを使い、防災の注意点、特に土砂災
害への警戒が必要であることを訴えられました。
③過去の大雨災害(佐賀)
2023年7月の唐津市浜玉での土石流発生をはじめ、近年の豪雨につい
て説明されました。
④雨の振り方の違い
○お盆に異例の長雨・大雨が発生してきたこと。
○気象衛星「ひまわり」の画像ににんじん状の雲が現れれば、大きな
災害発生が危惧されること。
○近年の九州北部豪雨では滝のような雨が増加しており、特に1時間
に50ミリ以上の激しい雨が増加、24時間の予想降水量200ミリを超
えれば災害に直結すること。
など説明されました。
⑤地球温暖化
人的活動によって二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスの大気中濃
度が増加し、世界の平均気温の上昇が見込まれると訴えられました。
⑥今後の天気
○2100年には、佐賀の気温は4.4度上昇となること。
○エルニーニョ現象が起きれば暖冬になると言われるが、冷え込んだ
時もあり、油断はできない。
○今年はチベット高気圧の勢力が日本に張り出してきたせいか、台風
が九州に近づいてきても、折れるように曲がり遠ざかっているので
佐賀への影響はほとんどなかった。
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質問
○平年数値は過去30年を基準としていると説明があったが、短くてもい
いのではないか。
○異常気象は今後も続くのか。
○AIで観測はできないか。
○農業への影響は大きく、来年以降続くようであれば農家の暮らしは厳
しくなる一方で安心していられない。
などの質問等がありました。
聴講者の感想
○石掛さんに会えて嬉しかったです。毎日の天気に関心を持たなければ
と思いました。
○温暖化による災害の恐ろしさが分かりました。防災に関して、自分事
として準備していく必要性を感じました。
○とても勉強になりました。将来の災害、異常気象が心配です。
○佐賀は大丈夫という考えでしたが、最近の防災について勉強の必要性
を痛感しています。
○松梅の防災の注意点をお話され勉強になりました。
などの意見が寄せられました。
公民館として
日頃から気象情報に関心を持つことの重要性や災害うが発生する前に避難について考え、早めの行動することの大切さを学ぶ機会となりました。









