巨勢の史跡No.10《真崎照郷記念碑》

巨勢公民館

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真崎照郷は、江戸時代末期の嘉永4年(1851年)に牛島宿に生まれました。少年の頃、イギリスの発明家ジェームス・ワットに憧れ、機械発明に興味を覚えました。明治7年(1874年)、最初の発明である測量機械は農地測量に大きな利便を与えました。その後、製麵機械の発明を思い立ち、実に10余年の研究の末、明治21年(1888年)に初めて特許を得ました。製麵機械の発明は、麺作りの近代化に大いに貢献しました。さらに電動機、変圧器、電気開閉器、鉱山機械などの製造にも進出し、なかでも電気による機械灌漑は、クリーク地帯の農業に欠かせないものになりました。発明による特許や実用新案は数えきれず、各種の共進会や展覧会でも数々の受賞をし、その功績は高く評価され、大正15年(1926年)に記念碑が建立されました。昭和2年(1927年)、77歳で没しました。

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