巨勢の史跡No.18《二十三夜尊》

巨勢公民館

巨勢公民館

特定の月齢の日に、地区などの仲間が集って念仏などを唱え,飲食をともにしながら月の出を待つ信仰行事を月待ちと呼んでいます。十五夜とか二十六夜などもありますが、この地区で最も盛んだったのが二十三夜待です。旧暦二十三日の夜に行われる二十三夜待は三夜待ともいわれ、参加する人々を三夜講仲間などと称していました。この地区での二十三夜講は江戸時代頃から盛んになり、多くの講員は男子のみでしたが、女子の二十三夜講も一部あったようです。この夜は当番の家で勢至菩薩などの掛け軸をかけてお参りをし、月の出を待ったそうです。

巨勢動画チャンネルリニューアル版