巨勢の史跡No.26《保食神社》

巨勢公民館

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「保食」を地元では「ほしょく」と呼んでいますが、一般的には「うけもち」と読みます。保食神(うけもちのかみ)は、「日本書紀」にも登場する神で、食物の神、五穀の神といわれます。神殿の前に赤い鳥居が建っています。赤い鳥居といえば稲荷神社で、その祭神は倉稲魂神(うがのみたまのかみ)といい、保食神と同じ性格を持っています。入口に弥陀三尊があり、境内には二つの夜塔、蔵福坊と刻まれた庚申塔、天照皇大神の石碑などがあり、ほかに竹森社、松森社、稲荷社などがあります。隣には、蓮池藩祖鍋島直澄が建てたといわれる臨済宗妙心寺派寺院だった長江寺跡があります。

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