延暦23年(西暦804年)、伝教大師最澄が入唐に際して発願した寺で、長く天台宗でありましたが、天文5年(西暦1536年)に改宗し真言宗となったそうです。
また、木原にある日枝神社は福満寺の守護神として建立されたそうです。
ご本尊は、最澄が沈香木をもって薬師如来の尊像を刻んで安置されたもので、日本七佛薬師の一体であると伝わっていますが、残念ながら火災にあって、重要文化財の指定はなされていません。
その他、県の重要文化財である「紙本著色福満寺古図」、市の重要文化座である「長尾山年譜」が保管されています。
5月3日〜5日にお経会が行われる(13:30〜)ということで、幟旗が立てられました。福満寺のお経会は、川上の実相院のお経会より歴史が古いそうです。
ご本尊の薬師如来は、お経会の時期にだけ開張されるそうです。宗派を問わず参拝できますので、よろしければ足をお運びください。
福満寺に関しては、「さがの歴史・文化お宝帳」でもご覧になれます。