「久保泉小学校6年生4名~道に迷った高齢女性を救う~」

 令和3年3月5日(金)、行方不明になった高齢女性の早期発見に協力したことで、久保泉小学 校6年生4名に久保泉まちづくり協議会から感謝状が贈られました。

 令和2年12月10日(木)、4人は下校途中に横断歩道の前で高齢の女性が立っているのを見 かけたそうです。気になって、しばらく様子をうかがっていると、その女性がずっとその場にいた ため声をかけ、その後、近くにいた大人に相談しました。それで、行方不明から約2時間後、その 高齢の女性は無事に介護施設の方に保護されました。

 まちづくり協議会会長執行さんは、「良いことをしている子どもはきちんと褒めてあげたい。  褒められたことで、子どもは自信や頑張る力をもつことができる。」と、言われました。

(感謝状贈呈式の様子:贈呈者はまちづくり協議会会長執行さん)
20210415150549-4e4251323d4dbffa5c1ce222239bc8c40196beaa.jpg20210415150837-aa4a29bb1adfd19ef1bdb5e60d1e6183c82bba11.jpg  「市民性を育む教育」で、「どんな些細なことでも、子どもたちの思いやりのある行動、頑張っ ている姿には、『ありがとう』『ごくろうさん』『助かったよ』などの『称賛・承認』(社会的承 認)の言葉をかけることが大切です。

 子どもは『自分がとった行動が大人に認められている。』と 受け止め、『役に立った自分の存在』を嬉しく思い、それが励みとなり、次の活動への意欲を高め ることにもなります。」という、大人が子どもに関わる際の配慮点があります。 子どもの善行に対する執行さんの思いや行動は「市民性を育む教育」に繋がるものだと思いまし た。

 感謝状の贈呈式は校長室で行われました。その時、外から子どもたちの声が聞こえてきました。 その声を聞いた校長先生がカーテンを開いてみると、そこには大勢の6年生が表彰式の様子を伺 っていました。

 私は、その子どもたちの言動に感心しました。感謝状が贈られた同級生4名に笑顔で声をかけ、 拍手をしていたからです。同級生が善行表彰されていることを喜んでいる子どもたちの姿を見て、 私は心が温かくなりました。

※写真は、掲載許可を取っています。  (子どもへのまなざし運動・若者支援推進室)