6月27日(日)、佐賀市中央児童センターと星空学習館コラボ企画「太陽スライムを作ろう」の体験活動を取材しました。この体験活動のねらいは、「紫外線があたると色が変わるスライムを作り、太陽からさまざまな光が届いていることを体験から学ぶ」ということでした。
講師は星空学習館のスタッフの方で、小学生・園児合わせて15名の子どもたちが参加していました。
(太陽スライムを作る参加者の様子)
「太陽スライム」作りをする前、子どもたちは天体望遠鏡で太陽の黒点を観察し、星空学習館のスタッフから、構造や光線など太陽についての話を聞きました。子どもたちは興味深そうに天体望遠鏡を覗いて黒点を観察したり、熱心にスタッフの説明を聞いたりしていました。
(黒点を観察する子どもたち)
(太陽の構造や光線について学ぶ)
できあがった「太陽スライム」を持って、子どもたちは外に出て色が変わる様子を観察しました。子どもたちは日陰と日向を何度も行き来して、スライムの色の変化を楽しんで眺めていました。また、子ども同士でスライムを見せ合って、楽しそうにおしゃべりをしていました。
(紫外線が少ない日陰では白に変色)
(紫外線が多い日向では紫に変色)
「スライム」は、「手にべとつかない」「粘性がある」「冷たく湿った感触がある」などの特性があり、子どもには人気があります。しかし、それだけではスライムを触って楽しむだけの活動にとどまります。
「太陽スライム作ろう」は、中央児童センターと星空学習館が協働した取り組みでした。太陽からさまざまな光が届いていることを体験から学ぶことができ、子どもたちが「自然科学」に関心を持つ良い機会となったと思います。また、子どものために大人が協働して実施する取り組みは、活動の質や成果を高めるとともに、子どもの思い出作りに繋がると思いました。
※写真は、掲載許可を取っています。 (子どもへのまなざし運動・若者支援推進室)