10月5日(火)、佐賀県が準絶滅危惧種に指定するトンボ「ミヤマアカネ」が産卵しやすい環境作りのため、小中一貫富士校小学部5年生16名が保全活動に取り組みました。場所は、佐賀市役所富士支所南側、嘉瀬川と貝野川の合流地点付近の河川敷でした。
講師(佐賀県立宇宙科学館職員)の説明を聞いた後、子どもたちは河川敷に降りて、事前に刈り取られていた草を搬出しました。天気は晴れで、河川敷はかなり暑くなっていました。子どもたちは汗をかきながらも懸命に草の搬出に取り組んでいました。
(暑い中、汗をかきながらも懸命に草の搬出に取り組む子どもたち) 「ミヤマアカネ(和名:深山茜)」 は体長が35~39mm程度の小さなトンボで、赤トンボの仲間です。 日本国内では、北海道・本州・四国・九州に生息していますが、田んぼの減少に伴い生息数も激減しており、都道府県によっては絶滅が危惧されています。
(昨年度、富士校小学部の先生が現場で撮影したミヤマアカネ) 河川敷は草が茂って川の水量も多い状況だったので、子どもたちは生育地に入ってミヤマアカネを探したり、観察したりすることはできませんでした。それで、講師の先生が何度も生息地に入って網でミヤマアカネを捕獲し、子どもたちに観察をさせてくれました。
(講師は何度もミヤマアカネを捕獲して、子どもたちに観察をさせてくれました) 小中一貫富士校小学部のミヤマアカネ保全活動・観察会は今年で6年目を迎えたそうです。子どもたちはこの体験活動を通して、富士町の自然環境の豊かさや特性を知り、ふるさと(富士町)に対する愛着や誇りの心情を培う機会になったと思います。
※写真は、掲載許可を取っています。 (子どもへのまなざし運動・若者支援推進室)
「富士校小学部5年生がミヤマアカネ保全活動に取り組みました」
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