春日北公民館から子どもたちの善行について情報提供がありました。
そこで、12月3日(金)、春日北公民館に出向き、キッズダンスクラブ「colors」「BELINDA」の自発的なボランティア活動や公民館との交流についての話を聞き、その後、子どもたちが練習する様子を見学しました。
(公民館からの応援メッセージ) (メッセージへのお礼と感謝の手紙)
キッズダンスクラブ「colors」「BELINDA」の子どもたちは、春日北公民館がいつも清潔で当たり前のように気持ち良く利用できるのは、公民館職員の方の頑張りや心遣いであることに気づき、感謝の気持ちから自発的に公民館の清掃活動を行ったそうです。
その後、子どもたちの自発的な善行に感銘を受けた公民館職員の方が、感謝や応援の気持ちを込めたメッセージを公民館のホワイトボードに記載したそうです。
そして、今度は、ホワイトボードに記載されたメッセージを見た子どもたちが「とてもびっくりして、興奮で固まるくらいでした。」「いつも公民館をきれいにしていただいている職員の方の恩返しを含めて、ぜひ私たちにも公民館のお掃除などをさせてください!」と、公民館の方への感謝の手紙を複数届けたそうです。
(子どもたちの活動の様子:ボランティア活動・ダンスの披露)
公民館職員の方から話を聞いた後、「colors」「BELINDA」が練習する様子を見学させてもらいました。子どもたちは曲のテンポに合わせてきびきびと体を動かし、笑顔いっぱいで楽しそうに踊っていました。
「私もみんなも、今までにたくさん失敗をしてきました。先生から何回も叱られました。正直、『ダンスをやめたい。』とか、『練習するのは面倒くさい。』と、思ったこともあります。でも、それを乗り越えての今があります。皆さんに私たちのダンスを見てもらえて本当に嬉しいです。『これからも練習をもっともっと頑張りたい。』という気持ちになります。」という思いや決意も聞くことができました。
話を聞きながら、「子どもたちは、ダンスの練習に一生懸命取り組んだことで、ただ単に上手にダンスが踊れるようになっただけでなく、心を磨き、周りの人に感謝と思いやりの心を持つことができるようになった。」と思いました。
キッズダンスクラブ「colors」「BELINDA」の自発的なボランティア活動や公民館職員の方との交流には、子どもたちの「出番」「役割」の場があります。また、「いつも元気にあいさつしてくれてありがとう」「みんなのおかげで、とっても気持ちの良い公民館になることができます。」など、大人からの子どもへの「承認」の場もあります。
そして、ホワイトボードや手紙での感謝のメッセージの交換には、「大人から子どもへ、子どもからも大人へ」という双方からの温かい「まなざし」があります。子どもたちと春日北公民館の実践活動は、まさしく、「子どもへのまなざし運動」「市民性を育む教育」に繋がる素晴らしい事例だと思いました。
※写真は、掲載許可を取っています。 (子どもへのまなざし運動・若者支援推進室)