春日北公民館健康講座「ウン知育教室とハッピー体操＆運動」

　8月１８日（金）、春日北公民館で開催された健康講座「ウン知育教室とハッピー体操＆運動」の
取材に行きました。
　この講座の趣旨は、「健康のためには食べることと同じくらい出すことも大切。便と健康の関係を
学び、ダンスチームのハッピー体操＆運動で腸を刺激し、ダブルで快腸生活をめざしましょう。」で
した。講師は佐賀県ヤクルト販売株式会社の社員の方で、キッズダンスクラブ「ベリブラ」の子ども
たちがダンスの披露や「ハッピー体操＆運動」の指導を行いました。

　講座の第1部は「ウン知育教室」でした。講師の方が良い排便生活には①作る力（食物繊維や水分を
摂り、栄養バランスの取れた食生活をする）②育てる力（乳酸菌飲料やヨーグルト、オリゴ糖などを
摂り、善玉菌の多い腸内環境作りをする）③出す力（腸の周りの筋肉を鍛える）が必要だと説明され
ました。その後、腸の周りの筋肉を鍛えるための体操を全員で行いました。

　日頃、「排便」について詳しく話を聞く機会は少ないと思います。参加者は興味深げに熱心に講師
の説明を聞き、楽しそうに体操を行っていました。また、「ベリブラ」の子どもたちが講師を見つめ
背筋をぴんと伸ばして話を聞いている姿が印象に残りました。

                 　　　　　   （参加者は興味深げに熱心に説明を聞いていました）
　　

　講座の第2部はキッズダンスクラブ「ベリブラ」の子どもたちが担当しました。はじめに自己紹介
を行い、次にきびきびとした活力のあるダンスを披露しました。そして、子どもたちが考案した「出
す力」を高めるためのお腹周りを刺激する運動を行いました。「次に足は肩幅ぐらいに広げて足をあ
げます。この動きを8回します。座っている方は椅子に深く座りましょう。少しふらふらする方は椅
子の背もたれを持ってしましょう。」など、事前に子どもたちみんなで言葉かけや指導方法について
話し合い、時間をかけて練習を行ったそうです。

 　　　  　 （「ベリブラ考案」のお腹周りを刺激する体操を参加者全員で行いました）
　　
　第3部は、全員で交流会が行われました。はじめに「じゃんけん自己紹介」が行われ、大人も子ど
もも顔が和み会場の雰囲気がとても盛り上がりました。次に2重の円の形で着席し、「フォークダン
ス」のように相手を変えながら対話するという「トークフォークダンス」が行われました。題は「ヤ
クルトさんやベリブラさんに感謝や期待、応援を届けよう」でした。参加者は笑顔で感謝や応援の言
葉を講師や子どもたちに伝えていました。また、講師や子どもたちも握手をしながら嬉しそうに感謝
の言葉を返していました。会場はほのぼのとなり温かい雰囲気になりました。

      　　　   　（温かいまなざしを相手に向け、互いに感謝や感動を伝えていました）
　 　　

　「今日は健康教室のイベントを開いていただいて有難うございました。参加者の皆さんと交流して
楽しくお話ができてとても嬉しかったです。改めて地域の方の心がこんなにも優しいと実感できまし
た。」「私たちが体操をして皆さんに喜んでいただくことができたので嬉しかったです。これからも
色々なことに挑戦して地域の方とふれあいや交流ができたらと思いました。機会があればよろしくお
願いします。」という子どもたちからの感想がありました。

　また、「かわいくて楽しかったです。これからも頑張ってください。」「みなさんと体操を一緒に
したり、楽しく話ができたりしてとても嬉しかったです。」という参加者からの感想がありました。
　春日北公民館で開催された健康講座「ウン知育教室とハッピー体操＆運動」は、子どもたちにとっ
て「出番」「役割」「承認」の場が設けられ「自己有用感」を育む機会になったと思います。そし
て、世代間の交流や理解を深める機会にもなったと思います。

　この実践活動はまさしく、「子どもへのまなざし運動」「市民性を育む教育」に繋がる素晴らしい
実践事例だと思いました。

             　　　　 　（全員笑顔いっぱい温かいまなざしの集合写真になりました）
　　
佐賀市教育委員会　社会教育課
子どもへのまなざし運動・若者支援推進室　　
★子どもへのまなざし運動 推進中！★