1月10日(水)、1月11日(木)、1月12日(金)の3日間にわたって川上小学校で全校児童対象の
「新年暗唱大会」が行われ、のべ32名の地域の方が審査員として参加されました。
この行事のねらいは、「児童が毎日行っている音読自宅学習の節目として、冬休みに音読・暗唱し
た短文(詩、百人一首、俳句等)を地域の方に聴いていただき褒めていただくことで、音読という日
々の基礎的学習の励みや動機づけにすると同時に児童の学習への意欲向上や頑張ったことへの達成感
や自信、自己肯定感の向上を図る」ということでした。
取材を行った1月11日(木)の「新年暗唱大会」には3年生や4年生が参加していました。そして、
3年生は「俳句3句」、4年生は「百人一首3首」の暗唱を地域ボランティアの審査員の方の前で行いま
した。
(真剣なまなざしで校長先生の話を聞く子どもたち)
子どもたちは審査員の方に教科書を渡して暗唱する所を示し、大きな声で「よろしくお願いしま
す。」と言ってお辞儀をしてから暗唱を行いました。
審査員の方は「上手に暗唱できたね。」「さすがだね。合格です。」「頑張って最後まで言えた
ね。」と褒めたり、暗唱できなかった子どもに「とても惜しかったよ。」「もう少しで暗唱できる
よ。」と励ましの言葉をかけたり、支持的・受容的な態度で暗唱を聴かれていました。審査員の方
の励ましの言葉を聞いて、廊下などで一生懸命練習を行ってから再度暗唱にチャレンジをする子ど
ももいました。
(審査員の方は支持的・受容的な態度で子どもたちの暗唱を聴かれていました)
子どもたちの感想に「最初は、とてもきんちょうしていたけど、やさしく聞いていただいたのでと
ても安心して暗しょうできました。暗しょう大会に来てくださった地域の方ありがとうございまし
た。」「今日、暗しょう大会で地域の人に全部言えて良かったし、ほめてもらったのでうれしかった
です。また、地いきの人といろいろな勉強をしたいと思いました。」「家で夜、一生けん命練習した
けど、全部覚えきれなかったのでくやしかったです。でも、新年のチャレンジとしてとてもいい体験
になりました。」などがありました。
川上小学校で行われた「新年暗唱大会」には、地域の方が審査員として大勢参加されていました。
子どもたちは審査員の方の温かい励ましや承認(褒め)の言葉を聞いて、意欲や自信を高めることが
できたと思います。また、地域と連携・協働したことで、子どもたちにとってより効果的な学びの機
会になったと思います。
(渡り廊下で一生懸命暗唱の練習を行う子どもたち)
佐賀市教育委員会 社会教育課
子どもへのまなざし運動・若者支援推進室
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